【講習会】古典セミナーの開催について

掌友会会長の古川清裕です。

新型コロナウイルスの感染状況も収束の兆しがみえはじめ、緊急事態宣言 まん延防止等重点措置も解除されました。会員の皆様におかれましては、引き続き感染防止を徹底しながら日々の臨床や勉学に励まれていることとお察しいたします。

掌友会ではこの度、長年に渡り東京衛生学園非常勤講師として臨床教育および学生指導にご尽力を賜っております、宮川浩也先生(日本内経医学会元会長、日本伝統鍼灸学会元副会長)をお招きし、古典セミナーをZoomにて開催する運びとなりました。

宮川先生曰く、中国医学の古典としては『素問』『霊枢』が両横綱です。『黄帝内経』を学問にしたのが「内経学」で、中医薬大学では必修科目になっており欧米諸国でも『内経』に強い関心を持っているそうです。一方、日本の鍼灸教育の現場では「内経学」が必修科目でも、選択科目でもなく、関心が無いという異常な状況が続いているようです。

しかし、東京衛生学園のカリキュラムには「東洋医学史」や「医古文基礎」などが履修科目として設定され、テキストとしても『素問』や『霊枢』を学生さんが持っていると伺いました。会長としても「内経学」を学ぶ素地が、学生時代から提供されている教育環境を大変頼もしく感じます。

こうした経緯をふまえ、このたび宮川先生のご協力を得て『素問』『霊枢』を読んでみようということになりました。他の学校に先駆けた、画期的な取り組みと認識しております。会長としても喜ばしい限りです。卒業生・在校生の会員の皆様、どうぞ奮ってご参加ください。

申し込みのご案内

下記ページよりお申し込みください。
※参加定員が100名となっておりますので、お早目の申し込み手続きをお願い申し上げます。