【お知らせ】「古典セミナー 第一回」が無事終了しました

第1回古典セミナー『黄帝内経』が無事終了しました。

新型コロナの感染状況も全国的に収束しはじめ、社会活動も徐々に回復の兆しが見えてまいりました。掌友会でもウィズコロナ時代に向けWebを中心とした講演会やセミナーを企画しておりますが、その一環として10月24日に第1回古典セミナーをZoomによるライブ配信にて開催いたしました。

講師は長年に渡り東京衛生学園非常勤講師として臨床教育や学生指導にご尽力を賜っております、宮川浩也先生(日本内経医学会元会長、日本伝統鍼灸学会元副会長)にご担当頂きました。

東京衛生学園には独自のカリキュラムとして「東洋医学史」や「医古文基礎」などが履修科目になっています。こうした学習環境で学んでいる在校生や臨床現場で活躍している卒業生を対象に、実際に『素問』や『霊枢』を読んで「内経学」を学んでみようという画期的なセミナーとなりました。

約2時間にわたり古典を学ぶ意義や内経学の基礎知識、『素問』や『霊枢』の中から幾つかの篇を取り上げ、そこに書かれている経文とその解釈について、宮川先生の長年の臨床経験や東洋哲学など独自の世界観を織り交ぜながら、とても丁寧にご説明頂きました。

最後の質疑応答の時間では参加者からの質問に丁寧にお答え頂き、参加した皆さんも大変満足しているようでした。この場を借りて宮川先生には改めて感謝申し上げます。本当に有難うございました。

当会ではこれからも皆様の研鑽にお役立てできる様々な企画を予定しております。学園で学び結ばれた同志が、お互いの発展と幅広い交友を保てるよう、皆様とともに協力しながら進んで参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2021年10月25日
掌友会事務局より

 


第二回セミナーは、2021年12月26日(日)を予定しております。
申し込み開始は、12月1日(水)を予定しており、第二回セミナーをお申し込みいただいた方を対象に、セミナー1週間前の12月20日(月)より、第一回セミナーのアーカイブ配信を開始予定です。


セミナーの様子


 

 

参加者の声

※掌友会事務局に届いたアンケートのご回答の中から一部をご紹介しています

参加者A

東京都
精通している先生からしか聴けないお話を拝聴できた貴重な機会でした。もっともっと聴きたいと思う内容で、学校の授業であったらよかったのにと思う次第でした。


参加者B

神奈川県
同窓会の企画で、このような講習会があるということだけでも素晴らしくありがたいことだと思いました。その講師が宮川先生で、古典を解説くださるという貴重な会に不満があるわけがないです。今後も楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。


参加者A

静岡県
宮川先生の貴重なお話が聞けただけで大変満足です。臨床をするようになり、古典を学びたかったので現代の治療法との違いが知れて良かったです。東京衛生を卒業後ご縁がなかったので寂しく思っていました。今回のように研修の機会を設けて頂き、またあらゆる面で、ご配慮頂きまして感謝しております。


参加者B

神奈川県
古典の編者の居住地域により疾患の解釈に差が出るという考えが非常に興味を覚えました。確かに中国南方と日本は気候的にも体格的にも共通点があり中国北方とは異民族の感があります。古典を読み解く楽しみを学ばせて頂きました。先生各位、事務局の皆様、貴重な時間を有難う御座いました。衷心より感謝申し上げます。次回以降も楽しみにしております。


参加者A

東京都
黄帝内経について古典の授業はあったものの、卒業後に自分で読み進めるにはその動機が薄かったが、今回のセミナーを受けて目が覚めた気がする。時間的にも1回分の講義としては適当だったし進行的にも素晴らしかったと思う。今後2回同じテーマでセミナーがあるようですので本当に楽しみですが、それ以降も是非テーマを変えてでも同じでも結構ですが継続して頂けると本当に有り難いです。他校の状況は分かりませんが、他に誇れる試みだと思いました。宮川先生、事務局の先生方本当に有り難うございました。


参加者B

千葉県
古典の位置付けや、この様に見ていくと良いという見方、取穴、探穴の話や、気象医学の話しなどをわかりやすく興味を引くような話しをして頂け良かったです。古典は今はまだと思ってしまいますが、噛み砕いた内容でとっつき易く話して頂き、詰め込み過ぎない内容で、興味をひかれる講義でした。気遅れせずに参加できるため良かったです。


参加者A

埼玉県
古典の基礎知識から臨床への生かし方まで、初学者にもわかりやすくご講義くださり古典を学ぶ意欲が湧きました。貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。


参加者A

東京都
教科書に出てくる弁証や配穴と、実際の臨床のギャップを感じていましたが、今日のセミナーを受けて古典や教科書の読み方が変えられると思いました。その古典が書かれた時代や地域と「今、ここ」のギャップを埋めるヒントを頂きました。古典は難しそう・・・と敬遠しがちでしたが、宮川先生のお話はとてもわかりやすく、現代語訳を購入して読み始めたいと思いました。本日は、貴重なお話をありがとうございました。次回以降も楽しみにしております。


参加者A

山口県
鍼灸の道を歩むものとして、素問・霊枢は生涯を通して読む古典であると信じております。65歳、古典と向き合う先生の言葉「今が一番楽しい」とのこと、生き方も併せて学ばせていただきました。宮川先生のお話は、同じ古典のお話でも回を増すごとに深みが出て、何度聞いても勉強になります。


参加者B

東京都
古典に触れるということ、古典を読み解くということが、今後臨床家としての現代の複雑な社会を読み解き、複雑な症状を読み解く力になると感じました。興味を持って触れていきたいと思います。ありがとうございました。


参加者B

神奈川県
素問東風の分析では、全体から文字の意味を考えることで違った解釈になることを教えていただきました。とても参考になる研修でした。ありがとうございました。


参加者B

愛知県
古典は個人で勉強すると理解が浅くなるので理解している方の研修があると助かります。古典は、臨床になかなか結びつかないこともあるが、今回はツボの取り方、また中医学の基本を踏まえそれを教科書としたうえで臨床的に役立てるために気象や日本人相手にすることなど実戦で役立てるため古典を学ぶ重要さをしった。


参加者A

東京都
研修の初めに宮川先生の今までの話を聞くことができた。自分は古典を知るのにセンスがない、知識が足りないと思っていたが宮川先生も最初は古典に興味なかったというのを知り、勇気をもらった。講義の内容もタメになったが、宮川先生の話を聞けたことが残りの学校生活頑張ろうと思える糧になった。